ｽﾎﾟﾝｻｰﾘﾝｸ
仮想通貨の確定申告について
仮想通貨の売買で利益が出た！
ケイ子
先生っ！昨年、仮想通貨の売買で利益がでました。これは確定申告が必要ですよね？確か。。。雑所得扱いですよね？
先生
はい。ケイ子さんの言うとおり、仮想通貨の売買で利益が出た際は、確定申告が必要です。
ケイ子
ですよね。私は会社から給与をもらっているから、確か所得税は20万未満は申告しなくていんですよね？住民税は申告義務があるけど。。。
先生
さすがです。おっしゃるとおり、会社員等、所得が給与所得のみの方は20万未満は申告義務がありません。住民税の申告義務はあります。
ですが、ケイ子さんは給与所得とは別に事業所得もありましたよね？
ケイ子
はい。事業所得もあるので、どのみち確定申告はしますよ。その時にこの仮想通貨の利益は申告しなくちゃいけませんか？20万未満だけど・・・
先生
結論から言いますと、ケイ子さんは今回の仮想通貨での売買で生じた利益は、20万未満でも
申告義務があります。
ケイ子
あ～やっぱり。つまり、給与所得だけなら申告しなくてもいいけど、私のように事業所得もあるなら、20万未満でも申告しなくてはいけない。という事ですね？
先生
はい。
ケイ子
・・・・・・。
先生
どうしました？
ケイ子
・・・・。
ばれますか？
先生
・・・。
ケイ子
・・・。てへっ☆
先生
ダメです。可愛く言ってもダメなものはダメです。ばれる、ばれないではなく。税金はちゃんと納めましょう。
ケイ子
はい。。。
仮想通貨、売却ではなく他の仮想通貨に交換した。又は仮想通貨を使って買い物をした!!
ケイ子
先生!!私いい方法を思いつきました!!
先生
なんでしょう？
ケイ子
仮想通貨を持っているだけだったら、課税対象にはなりませんよね？
先生
はい。仮想通貨を円で購入しただけでは、課税はもちろんありません。
ですが、先に言っておきますが、仮想通貨を使用したことで生じた利益は所得税の課税対象になりますよ？
ケイ子
っううぅぅ。
先生
仮想通貨で買い物をしても、”税金逃れ”にはなりません。
ケイ子
じゃ、じゃあ他の仮想通貨を買ったらそれは課税対象になりませんよね？汗。
先生
ですから、「使用したことで生じた利益」は課税対象です。
ケイ子
先生ひどいっ
先生
わ、わたしですか!?
予定納税無理です!!
ケイ子
先生!!今年は仮想通貨でバンバン利益をだしまーす!!
先生
そ、そうですか。それは頑張って下さい。
ケイ子
で、そこで質問があります。
先生
なんでしょうか？
ケイ子
仮に、今年の利益が5千万円になると推定します。
先生
はい。
ケイ子
予定納税をする現金がありません!!
先生
ケイ子さん、来年度に支払う税金の事を考えるなんて、立派です。（涙）
ケイ子
税金払わざるもの食うべからず。です!!
先生
はい。ではまず、予定納税についてご説明致します。
1.予定納税とは
所得税の予定納税とは、前年分の所得金額や税額（その年の5月15日現在において確定しているもの）などを基に計算した金額（以下「予定納税基準額」といいます）が15万円以上である場合、その年の所得税及び復興特別所得税の一部をあらかじめ納付しなければならないという制度のことです。
具体的には、予定納税基準額の3分の1の金額を7月1日から7月31日までにまず納付し（第1期分）、同じく3分の1を11月1日から11月30日までに納付（第2期分）します。
つまり、3月の確定申告が終わってから次の確定申告までの間に、予定納税基準額の3分の2を納付することになります。
2.予定納税基準額とは
予定納税基準額とは、原則的には次の①から②を控除した金額をいいます。
①前年分の課税総所得金額に係る所得税の額
②前年分の課税総所得金額の計算の基礎となった各種所得につき源泉徴収をされた、又はされるべきであった所得税の額
ただし、上記①の「課税総所得金額に係る所得税の額」の計算を行うにあたっては、譲渡所得の金額・一時所得の金額・雑所得の金額など一定の所得はなかったものとみなして計算することとされています。また、上記②についても同様に、一時所得・雑所得などについて源泉徴収された所得税の額は、②の所得税の額から控除するものとされています。
つまり、予定納税基準額の計算には、雑所得と雑所得について源泉徴収された所得税の額は含まれないのです。
ケイ子
あー。って事は仮想通貨は雑所得だから・・・
先生
はい。今回の場合には、今年の7月と11月に所得税の予定納税を行う義務はないこととなります。
ケイ子
よかった～。
先生
ケイ子さん。
ケイ子
はい？
先生
くれぐれも慎重に・・・。
ケイ子
はぁい♡
先生
心配だ・・・。
ｽﾎﾟﾝｻｰﾘﾝｸ